THISISIT意味

THIS IS IT関連 ◆BLU RAY/DVD予告編和訳 ◆THIS IS ITの意味 ◆マイケルの余韻考察 ◆オルテガ監督らインタビューその①思い出の秘話その②ＭＪの信念その③やりたかったツアーその④MJのダンスその⑤TII作成について ◆ビアデン音楽監督インタビュー ◆オリアンティギタリスト・インタビュー ◆ダンサー一覧 ◆ダンサーインタビュー Timor Steffens （ティモール・ステフェン） Christopher(Kriyss) Grant （クリス・グラント） Daniel Celebre （ダニエル・チェリブレー） Charles Klapow （チャールズ”チャッキー”クレイポー） Misha Gabriel (Hamilton) (ミシャ・ガブリエル・ハミルトン） Shannon Holtzapffel (シャノン・ホルツァフェル） Nickolas Bass （ニコラス（ニック）・バス） Devin Jamieson Ricardo "Dres" Reid Tyne Stecklein Mekia Cox Tony Testa(振付助手）	THIS IS IT
	THIS IS ITの意味
	This is it.という言い回しは、「これだ！これこそ自分が求めていたものだ！」という場面や、「もうおしまいだ」「おしまいにしよう」という時など、日常、よく使われる、便利なフレーズです。　ここでは、マイケルの盟友・ケニー・オルテガ監督のインタビュー3本から、マイケルが語っていたTHIS IS ITの意味部分を抜き出すとともに、後半では、マイケル自身が普段使っていたTHIS IS ITの用例をご紹介します。オルテガ監督が語るTHIS IS ITの意味 ★Cinema Blendインタビュー Q：どうやってThis Is Itの企画は始まったんですか？オルテガ：マイケルが僕に電話してきたんだよ。僕らは2年間、折にふれて、いろんな企画を話し合ってきてたんだ。「どう思ってるの？」ときくと、マイケルはいつもこう言ってたんだ。「なんていうか、、、ライブができる、っていうだけじゃ、僕にとっては、ライブをやる理由にならないんだよね。どうしてもやらなくちゃいけない、やるべきだ、っていう理由がないと。ただ企画があってそれをできる、っていうだけじゃなくて、僕に、これはやるべきだ、と思わせるような重要な意味が見つかったら、その時こそ、ライブをやるんだ」とね。マイケルのもとには、セリーヌ・ディオンがラスベガスでやったような企画が色々持ち込まれていたけど、彼はいつも「僕はそれより映画の方をやりたいと思ってるんだ。今、自分の人生の中で、ライブをやらなくちゃいけないっていう理由は特にないからね。」って言っていた。そんなある時、彼から電話がかかってきたんだ。神かけて本当だけど、彼、こう言ったんだよ、「ケニー？」「なんだい？」「THIS IS IT!(これだよ！)」で、マイケルは話してる間に5回もそれを言ったんで、僕が「きみ、THIS IS ITばっかりいってるな」って言うと、彼は「だって、そうだからね。これは僕の最後のカーテン・コールになるんだよ。THIS IS IT（集大成ってわけさ）」。それで僕は言った。「このツアー名、それにしようよ。だって、ちょうど色んな意味でぴったりじゃないか」とね。それから何週間もの話し合いの中で、マイケルは毎日のように、言っていたんだ。「THIS IS ITって、こういう意味もあるよね。THIS IS ITすなわちCALL TO ARMS（目的のために決起を促すこと、警鐘を鳴らし立ちあがるよう促すこと）っていう意味も。それぞれが努力して世界にもっと愛を送り出すことの大切さに、みんな、気づかなくちゃいけないよ。」とね。彼は、後から後から、次々に、THIS IS ITというタイトルに隠された「意味」を見出していったんだ。そして、そういう「意味」があるから、これは今やらなくてはならない大切なことだ、という使命感を持って活動していたんだ。（訳注：call to armsは軍隊の招集、という原義ですが、ここでは「何かの目的のために、立ち上がるように声を上げること」になると思います。地球環境という文脈で意訳するなら「警鐘を鳴らす」ということになるでしょう） ★Movies Onlineインタビュー Ortega：マイケルはここ何年か、沢山の人からアイディアを持ちかけられていた。マイケルが僕に電話してきて話すことも時々あったし、一緒に夕食をとったりもしてたんだ。彼は撮影現場に僕を訪ねてきたりもしたんだけれど、いつもこう言っていたんだ。「持ちかけられてるのは、どれも、僕がやりたい！と思うような、ちゃんと目的のある企画のアイディアではないんだよね」マイケルはライブについてそう言っていたんだ。彼は「何かいいアイディアがないか気に留めておいてよ」と言ったものだった。僕は自分の映画を進行しながら、2年間、マイケルと色んなライブの可能性について話し合っていたんだけど、そんなある日突然電話がかかってきて、彼は言ったんだ。「ケニー、THIS IS IT!」。誓っていうけど、マイケルは本当に「THIS IS IT」って言ったんだよ。で、その会話の間じゅう、5回ぐらいも「THIS IS IT」を繰り返したんで、僕は笑って言ったんだ、「きみ、そればっかりいってるから、このツアー名、THIS IS ITにしなくちゃ。」ってね。電話の後、すぐ会ったんだけど、どんなことをやるか、っていうアイディアよりもまず、マイケルは、どうして、ライブをやりたくなったのか、その理由を話し始めたんだよ。「僕らがこのライブをやる必要があるのは、こういう動機からで、だから、こういう意味に見合うだけのショーをふたりで作り上げよう」とね。僕はこの、マイケルの使命感(責任感)を一生肝に銘じておくつもりだよ。マイケルにとっては、ただライブができるからやる、っていうだけじゃだめだったんだよ。マイケルは、ライブをやるからには、それに大切な意味がなくてはだめだったんだ。やるなら、意味のある活動じゃなくちゃだめだったんだ。理由がなくちゃだめだったんだ。ジーン・ケリーが昔、僕に言ってた言葉を借りれば、レゾン・デートル（存在理由）がなくちゃだめなんだ。マイケルは、ライブをするなら、「毎日、立ちあがって、衣装を着て、舞台に立って、マイケル・ジャクソンを演じたい、と思わせるような、理由がなくては」と考えていたんだ。 ★The Globe and Mailインタビュー Q：このツアーの企画はどんなふうに始まったんですか？オルテガ：マイケルと僕はこの2年というもの、色んなアイディアについてランチしながら話し合ったり、思い浮かべたりしてたんだ。そんなある日、マイケルが電話してきて言ったんだ。「THIS IS IT!　This is the one.　（これだよ、これがやりたいんだ）」。カーテンコールとなるツアーをふたりで作って、世界中からアーティストを呼び集める。そしてマイケルがみんなを限界を超えた思考と冒険の旅に連れていき、みんなをインスパイアする、そんなツアーになるはずだったんだ。マイケル自身の普段のTHIS IS IT使用例 ★1984インタビューアフリカについて飛行機を降りたら、現地のダンサーがずらっと並んで歓迎してくれてたんだ。そのドラムや音のリズムがあたりに満ちていて、おかしくなりそうなぐらい興奮したよ。叫びながら、「All right!」って言ったりして。みんなの体にビートとリズムが息づいているのがわかったんだ。何もかも素晴らしかったよ。それで「THIS IS IT！（これだよ！）」って口をついて出てきたんだ、「これこそ僕のルーツ、僕のふるさとだ！」ってね。 ★1999 TV Guide インタビュー Q：また結婚すると思う？ MJ: できたらそれもいいと思うな。 Q：3度目の結婚には何が必要？ MJ: あ、この人だ！っていう感覚がないと。会った途端に、「THIS IS IT. This is the one.（これだよ！この人だよ！）」と思うようじゃなくちゃね。 ★自伝Moonwalk(原書初版p133) 僕にWIZのオーディションを勧めてくれたのはベリー・ゴーディでした。これは本当にラッキーなことでした、だって、この経験のお陰で、演技の面白さに取りつかれたんですからね。僕はこう思ったんです「これこそ、ずっとチャンスがあればやりたいと思っていたことだ。THIS IS IT!（これだよ！）」。 ★自伝Moonwalk(原初初版p264) 結局、たいていの曲は、いってみれば、自然にできあがるのです。それをただ「THIS IS IT!(これだよ！）こんなふうになるんだよ！」と思いながら受け取るわけです。 ★おまけ１：マイケルではないのですが、たまたま見た「枯葉」という古い映画でも、This is itというフレーズが少なくとも２回出てきていました。１回は女性を送り届ける男性が、家に着いたとき、「ここがきみのうち？」という意味でThis is it?。そしてもう１回は、「お別れなんだね」という時。このように、もともと、とても幅広く便利に使える表現なので、マイケルは日々、そこに内包する意義を付加していけたのです。 ★おまけ２：マイケルではないのですが、ディズニーの「アラジン」でも、アラジンが魔法のランプを見つけた時に「This is it!（これだ！）」と言っていました。

マイケルの人生の目標は？	どんな音楽を目指していたの？	マイケルにとって踊りとは？	なぜ子供を大勢救ったの？	マイケルの何が特別なの？
どんな本を読んでいたの？	誰を尊敬していたの？	どんな育児を実践していたの？	どんな仕事ぶりだったの？	マイケルが残した影響は？